多くの夫婦が離婚をする理由はなぜですか?それは離婚せずに解決というのはできないものなのですか?また離婚そのものを解消する方法などがあれば、教えて下さい。(例:子どもを考えて離婚をしない。この点についてはどう思いますか?) また、離婚の利点・不利点、必要点・不必要点などはなんですか?

私見。それは「戦後妻の財産権を認めるようになったから」。
戦前は男尊女卑思想に貫かれた「家」制度の下に長男の家督相続、妻の財産取引上の無能力、父のみの親権行使が定められていた。
この条件の下では女性が自立できるわけがない。先立つ金がそもそもなければ自立できる能力もない。
女性を奴隷のごとく縛っておくことができた。離婚は極めて困難だった。


戦後男女の平等が説かれ雇用機会均等法が施行され更に女性の社会進出が社会的にも少しずつだが認知されつつある状況になってきた。
女性の財産権を剥奪し身動き取れないように縛り付ければ離婚は極めて困難だろう。しかし経済基盤さえあれば容易になってくる。


この状況下で離婚を防止するためには男性の意識改革しかないと思う。価値観の改革。
「いつでも自立できるようになって来た女性と結婚して一緒になることはどういうことか」。


余談だがこれからの男性の価値ってどれだけのものだろうかという話。
女性が少しずつ経済的に自立できる能力と基盤をつけ始めてきている。
女性の性の解放が進み結婚の前後を問わず既存の社会通念にとらわれず性交渉をするかしないか自分の意思で自由に選択できるようになりつつある。
極論だが医学的には女性が自分の細胞を取り出し培養して胎内に受精させるクローン技術もすぐそこまで来ている。


要するに「男が要らなくなってきている」のだ。


繰り返す。男性の意識改革が求められていると思う。


しかしでは「どう意識を持てばいいか」については全くわからん。



以前面白い話を聞いたことがある。
既婚女性の友達の話。子供を産んだ後全く性欲がなくなって旦那さんと1年以上も性交渉がないそうな。
ものすごく合理的だなと思った。子供を産みたかったから性交渉したと。


で、つっこんでみた。「でも子供を育てるには旦那さんの稼いでくるお金が必要だよね」。
彼女、ものの見事にお茶を濁しよった。



追記。
よく少子化対策ということで子供を産んでも女性が働けるような施設や経済面などの支援策が打ち出される。
これはそのまま単純に施行すれば同時に離婚を増徴させることにつながることに気づいているだろうか。
男性の意識改革がなければこの面からも離婚は増えるといえる。
http://www.hatena.ne.jp/1132074774#a8

資本主義は、家庭を単位として認めず個人単位から
しぼれるだけ労働をしぼって収入を与える方向に
進化している(これを成果主義という。成果主義では
単身赴任者や独身者ほど出世しやすい傾向)ので、
そのままでは子を育てる(=金に直結しない仕事をする)
人が居なくなってしまう。

(゚-゚*)(。。*)