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破綻パシフィック傘下のＲＥＩＴ、支援候補、国内４社に、三菱地所など。

三月に経営破綻したパシフィックホールディングス傘下の上場不動産投資信託（ＲＥＩＴ）、日本レジデンシャルの支援企業が国内勢四社に絞り込まれたことが八日明らかになった。
三菱地所、野村不動産、伊藤忠商事が含まれており、六月末までに一社に決定する見通し。
破綻した不動産会社への出資者が現れにくい環境が続いていたが、ＲＥＩＴの物件を評価して国内の大手不動産や商社が動き出した。

　日レジデンスは住宅系のＲＥＩＴで、資産規模は住宅系で最大の三千億円程度。
三月に会社更生法の適用を申請したパシフィックが運用会社株の一〇〇％近くを実質保有している。
借り換えや投資法人債（社債に相当）償還の資金を得るため、新たな母体企業探しが急務になっている。
四月下旬に一次入札を実施し、合計六社が名乗りを上げていた。

2009/05/09, 日本経済新聞