遅ばせながら私見を書いておこうと思う。


日本株が下げるのは「参議院選挙」でもアメリカの「サブプライム問題」でも外国人が日本株買うかどうかの問題でも内閣改造でも絶対無い、と思ってきたし今でも思っている。
現時点8月下旬で日本株について語るときにマスコミは相変わらずアメリカのサブプライム問題ばかり取り上げるがこれでは本質を捉えることはできない、論点がずれていると思う。


理由は1、N225の18300円から三角持ち合いの下離れを起こしたことでありその中身は日本政府、法人が日本株を売り続けていることだと思っている。これが止まない限り日本株全体が上がることはないと思っている。


ヤフーファイナンスでもいいから1990年頃からのN225の月足チャートを表示させその高値を結んでレジスタンスラインを引けば18300円を抜くかどうかが大変重要だったことがわかると思う。それを抜けきらなかったことが今回の日本株の下落の主原因と思っている。


もし今回の下落の原因が参議院選挙やサブプライム問題だとすればアメリカ以上に日本株が下落している理由を説明しきれないだろう。サブプライム問題が日本株全体に影響していると言い切れる明白な理由は今のところ見当たらないのにもかかわらず。


2002年頃強烈に下がった日本株を日本の金融機関を救済する目的で政府日銀や公的機関がそこから買い上げた。それが今になってずーっと吐き出され続けているしこれからも吐き出されるはず。そして売り玉が出続ける限り株価の上昇はあまり期待できない。


いわゆる稲垣吾郎相場、前年の高値17560円前後が現時点で日本株の最も落ち着きがいいところと思われるしこのあたりを行ったりきたりするだろう。


アメリカや中国などのことばかり気にせずちょっとは自分自身、日本の内情のことも注視したらどうかと思う。具体的にはそれらの主体が現時点でどの程度日本株を未だ保有していてこれからどの程度市場に吐き出す予定なのか。



追記:
もう一度書いておく。サブプライム問題なんかでごまかすな。2月の年初来高値(N225の場合18300円)を抜くことができなかったのは主要国で日本だけだったことをもっと注視すべきではないのか。