もう嫌にゃ。

昨日天気がよかったのでいきなり思い立ったようにうちのギンオウゴウ“ねこりん”を近くの高台の公園に連れて行った。
キャリーボックスに入れてヴェクスター*1(スクーター)のステップに乗せて。
わずか1,2分のところにあるひろーい公園へ。


ところがボックスから出しても完全にぶるぶる震えてしまって動かない。また病院に連れて行かれるとでも思ったのか。しばらくしたらわかるだろうと公園のベンチに寝てねこりんを胸の上に抱きかかえそのまましばらく寝てみる。
しかし一向に震えが止まらない。ちょうど病院で震えていたときと同じような震え方。特に下半身の腰辺りがまるで電流でも流れているかのよう。完全に腰抜け状態。


そのまま30分くらい様子を見てみたが近くを散歩するたくさんのわんこや幼稚園児を尻目に胸の中でじっと固まったまま全く動かない。とうとうこっちが痺れを切らしてねこりんを降ろし少し離れたところから呼んでみた。耳を完全に後ろに倒し低い姿勢できょろきょろしながら私の元へタッタッタッと歩み寄ってくる。


ねこりんが喜ぶかなと思って連れて来たのに家の中では今まで一度も見せたことがないビクつきよう。いたたまれなくなったので家に戻った。戻った直後その時間帯にいつも寝ている定位置で昏々と眠りについた。


確かに拾ってきた猫だけど全然野良猫らしくない。まるで外の世界を経験したことのないようなねこ。
以前から思っていたがこの猫がとても甘えん坊なのは母猫から早期に見捨てられ離されたからじゃないかと思う。猫の場合強くて大きい猫から母猫は大事に育てる。弱い猫は出の悪い乳しかありつけないし移動する際も一番後回しにされる。母猫からすればうちのねこりんみたいな甘えん坊で臆病は真っ先に切り捨てると思う。猫好きの人間にとっては反比例して好都合だが。

*1:個人情報を一つ出してみた