ねこに「まや」と名づけた。
沖縄ではねこのことを「まやー」と呼ぶそうな。
彼女が甘ったるいので「あや」なんかも思ったがそこまですっぽ抜けた明るさは感じない。
またなんとなく魔性の部分を感じる。そんなこんなでなんとなく「まやたん」になった。


今朝寝過ごしたら左肩を引っかく感じが。すぐにまやだとわかった。
どうもわかるみたい。噴出して笑った。


そのあとまやとだらだらと寝過ごした。


で、ふと思った。どうもこいつは単なる小動物とは思えない。
完全に感情、意思があるから。
一方で自分の彼女、女、奥さん、娘などとも違う。
結局ある結論に至った。


こいつにはこいつ独自の人格がある、と。
一般的な概念に当てはまらない、当てはめるのが適当でない、こいつはこいつだと。
だから名づけることにした。


そう思ったら急に見方が変わってきた。
「まや」と「ボク」。
仲良くやっていけそうな気がする。


全く言葉の行き来はない。でもかなり通じている。
なぜなら感情、想いだけでやり合っているから。
「楽しい」「寂しい」「遊んで」「お腹すいた」「甘えたい!」「悲しい」
これら以外の小難しい表現、理論、思想はお互い全く無意味である。どうせ通じ合えないのだから考えない。お互いがお互いのレベルまで歩み寄っている。それ以外の事は一切考えない。だからやり合える。